僕は馬鹿だ。
所詮彼の気持ちなんかちっともわかっていなかったのだ。彼がどんな想いで僕の傍にいてくれたのか、彼がどんな想いであんな言葉を発したのか僕は全然気付いてやれなかった。いや、気付こうとすらしていなかったのかもしれない。勝手に分かった振りをして彼の気持ちに甘えて、最後には傷つけて。
今更気づいたってもう遅いのに。
「…馬鹿だ。」
そんな僕を好きだと言った彼も。
そんな彼を好きだと気付いた僕も。
引力に従って流れる液体を拭ってくれるのは別の人でいつも感じていた暖かさはない。それに今更ながらに現実味を感じ、さらに涙が止まらなくなった僕の傍でおろおろと困惑している彼女の手にするりと指を絡めると、痛いほどに握り返されたはずなのに痛みはちっとも感じない。ああ、するりとこばれ落ちたのはどちらの手だったか。
僕の汚い手を止めて生きろと言った彼は、綺麗な赤い液体に身を沈めて微動だにしない。流れ出る真っ赤な暖かさに触れた僕の心をしめるのは彼が居なくなったことへの恐怖か、あるいは残されたことへ怒りか絶望か。多数の愛を願った僕はなんて愚かなんだろう。君がいればそれでよかったのに。
「好きだよ。恋愛でも親愛でもなく人間としてお前が好きだ。自分が嫌いなお前の分まで俺が好きでいてやる。あ?俺のことなんてどうでもいいんだよ、ほんと馬鹿だよな、お前。」◎いじめられっ子と死(師)の別れ。
リハビリがてらに\(^o^)/
BL風だけど実は違うという落ち!まあどんな感じて見てやって頂いてもいいんですが!親愛とか友情いいよね^^
こうやって小説書くのも好きなんでまあふと浮かんだものを今後も適当に書いてこうかなと。まあほとんどが一発書きなんですが。
オリジナルもですがあにめのCPとか、どりーむとかも書きたいなあとか思ってるわけで。
一応サイトもってたりするんですが(OPめいんのどりーむサイト)2年くらい更新してないというね!
まあまた書き始めたいのでリハビリリハビリ^^
性格上甘々を書くのは苦手です。
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